CRAZY WOLF


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「次回のイベントはみみけっと24に参加します。」

「よろしくおねがいしますとね!」







「いやね、楽王のヤツがどーしてもバレンタインのチョコが欲しいっていうもんでね。」

  「でも、あたしチョコなんてつくったことないとね・・。」

「まーその辺は大丈夫、チョコ溶かして固めるだけだから、簡単だよ。」

  「キューロクさんがつくったほうがおいしいんじゃないと?」

「いや!それでは意味がないんだよ!」

「・・・?」

「それに、すこしなら『お手伝い賃』としてチョコ食べれるよ?」

  「! がんばりますとね!!」

「・・・ もう用意はできてるから台所に行きましょうか。」

・・・・・・

  「で、どうやってチョコってつくると?」

「作るというより、さっき言ったように溶かして固めるだけだよ。」


「ああ!直に火にかけちゃダメだよ!『湯せん』するんだよ!」

  「『ゆせん』ってなんね?」

「『お湯であっためる』ってことさ、ボールをお湯にうかべて、と・・・」

  「ふむふむ。」

「はい、チョコを砕いてボールに入れて。」

  「わかったとね!」 パキ パキ ・・・・・ポリ。

「で、ヘラで混ぜながら溶かす、・・・と、ヤケドに気をつけてね?」

  「まかせるとね!」 もちゃもちゃ

(もうつまみぐいしてるよ・・・)

  「あ!キューロクさん、とけてきたとよっ!」ぐるぐる

「うん、それでなめらかになったら、型に流し込もう。」

  「・・ん・・しょっと・・・これでいいと?」とろとろー

「おっ、そうそう、うまいねェ。」

  「えへへ・・・けっこうかんたんにできたとね!」

「うん、あとは冷えて固まるのを待つだけだよ。」

・・・・・・


  「キューロクさん、もうかたまったと?」

「んー、そろそろいい頃かな?」


  「これは・・・すごくおいしそうたい!!」

「・・ま、レムちゃん頑張ったんだし、少しくらいなら食べてもいいかな。」

  「えへー、いただきますとねっ!」パクパクモグムシャッ!!

(全然『少し』ってレベルじゃないな・・・)「どれ、オレも・・・」

  「キューロクさん!」

「ん?なんだい?」


「ん!レムちゃんはやさしいなぁ。」

  「あーん、はい、あーんするとね!」

「あーーーーん。」ぱくっ

  「キューロクさん!どうね?どうねっ?」

「むっ!・・・・・・・・・・うまい!」

  「あたしがつくったからとうぜんたい!」えっへん!


(・・・というか、女の子にお菓子をもらうって確かにイイなぁ・・・)ほわわ

  「キューロクさん、どうしたと?」

「いやー楽王がなんでチョコもらいたがるのか少しわかった気がしたよ。」

  「ふーん、よくわかんないとね。」

「ま、男にしかわかんないんだろうね、ところでレムちゃん、」

  「? どうしたとね?」

「楽王に送る分は?」

  「・・・ぜんぶたべちゃったとよ?チョコレート・・・」

「・・・・・」

  「・・・・・」

「・・・これ、(※1)経費で買ったんだよなァ・・・」

  「・・・ごめんなさいとね・・・・。」

「ま!いいっていいってチョコおいしかったしさ!」

  「でも・・・・」

「楽王には冷蔵庫のあまり物でも送っとけば大丈夫さ!!」

  「・・・・マーシュ、おこらんとね?」

「こーゆーのは『気持ち』だから!大丈夫大丈夫!」

  「そ、そうね?じゃあ、きもちをこめてれいぞうこからなにかさがすとね!」ゴソゴソ

「そうだよ!さてー・・・何かあったかなー。」ゴソゴソ



※1 :今回は今年こそはチョコレートが欲しいと思いまして、キューロクさんに頼んで
「レムちゃんにチョコレートを作ってもらう作戦」を実行してもらいました。
・・・・・ところで送られてきた荷物には「賞味期限切れかけの納豆」しか入ってなかったのですが、
・・・・キューロク君、これは・・・・一体?